MALICE MIZER 2 [M]

オフィシャルサイトは→コチラ

[ Le ciel~空白の彼方へ~ ]
(1998:nippon columbia)
Vo:Gackt Gt:Mana .Kozi Ba:Yu-ki Dr:Kami

アルバムからのシングル・カットが続いて、その大人の事情を想像しながらも
メジャーからリリースされた最後の5thシングル。
アルバム版よりもアレンジが凝っており、1曲とはいえ悪くない印象です。
物語の終焉を上手く表現している、といえば聞こえが良いのでそういうことです。
あとは8cmシングルでCDエクストラを入れてしまう、という賛否。
この影響で収録数が減ったんじゃないか、という物理的なお話。('10/9)

[ ILLUMINATI P-type ]
(1998:nippon columbia)
Vo:Gackt Gt:Mana .Kozi Ba:Yu-ki Dr:Kami

メルヴェイユからのカット、4thシングルです。
カットといいながらも、リミックス版なのでアルバムと聞き比べると面白い。
更に面白いのはc/wの「N.p.s.N.g.s」。
「Voyage」を聴いた人ならこの再レコーディング版は必聴です。
必ず「♪die game」って言いたくなります。('10/9)

[ merveilles ]
(1998:nippon columbia)
Vo:Gackt Gt:Mana .Kozi Ba:Yu-ki Dr:Kami /key:Shimada Yohei

メジャーでリリースされた唯一のアルバム。
結果的にシングルが5曲も含まれることになりましたが、これは名作です。
音楽性もさることながらアルバムがひとつの美術館のようで、そこに迷い込みます。
色物といえば色物なんですけど、(実際、ブレイク・アウトの頃は色物でしたが)
徹底した色物は素晴らしい。
当時は「この作品が大ヒットしてしまう日本は末だな」と思いながらも、
特殊ジャケットを手にレジへ行ったものです。('10/9)

[ 月下の夜想曲 ]
(1998:nippon columbia)
Vo:Gackt Gt:Mana .Kozi Ba:Yu-ki Dr:Kami /accordion:coba

メジャー1stアルバムの先行、メジャー3rdシングル。
先行シングルに相応しい、まさにメルヴェイユを象徴するような楽曲です。
そして、実はPVが非常に良く、B級ホラー感がたまりません。好きです。
ご覧になりたい方はYOU TUBEあたりで検索してください。化け物の集まりだけれど。
また、c/wにはcobaさんが参加した同曲のインストが収録されています。
これを聴きたくて買ってしまいました、最近のことです。('13/2)

[ au revoir ]
(1997:nippon columbia)
Vo:Gackt Gt:Mana .Kozi Ba:Yu-ki Dr:Kami 

その当時、オリコンチャート10位に喰い込んだメジャー2ndシングル。
c/wにBOSSA ver.が収録されていたので、
いずれ手に入れられたらと密かに思っていた作品です。
そこにきて川崎に立ち寄ったときに見つけました。しかも初回プラケース版を。
おっさん目線ではそこまでテンションは上がらなかったけれど、やっぱり名曲でした。
もう麗しさが半端ない。
あの頃のメンバーはみんな向こう側の住人だった。('16/3)

[ ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~ ] [追記]
(1997:nippon columbia)
Vo:Gackt Gt:Mana .Kozi Ba:Yu-ki Dr:Kami 

「merveilles」はよく聴いていたので今更ですが、8cmを見つけてしまったので回収です。
ただ揃えたかっただけのコレクションのつもりでしたが、
トラックが違うのかなと思うくらいに印象が異なるようなアレンジはちょっと新鮮。
そして、やっぱり名曲だった。
また、c/wにはベストに収録されているようですが、
koziがヴォーカルをとった「COLOR ME BLOOD RED」が収録されていますよ。

書庫内関連記事→MALICE MIZER1 3 Moi dix mois Gackt
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

未散プロジェクト [M]

[ 第一話「空虚な束縛」 【天】version ]
(2000:U.F.L RECORDS)
Vo:春日-Kasuga- Gt&Ba:未散-Michiru- /Dr:大城-Hiroki- key:渉-Wataru-

あのリゼノア解散後に未散さんが始動したソロプロジェクト。
M+Kとしてリリースされた第一話です。
声に魅力があったり、DのHIROKIさんが叩いていたりと聞き処はあるにせよ、
意図的なSEやら何やらかんやら如何ともし難い。
ただ、#5「天空」の5:50から始まるシークレットには「1999」のリテイクが収録されています。
粗いながらも、リゼノアを彷彿とさせる名曲です。
面倒だからトラックを分けろと言いたくなりますけど。

さて、その後に第四話までお話は進んだようですが、
僕は一身上の都合により第一話で打ち切りとします。

書庫内関連記事→L'yse:nore D1 2
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Moi dix Mois [M]

オフィシャルサイトは→コチラ

[ Lamentful Miss ] [追記]
(2006:Midi:Nette)
Vo:Seth Gt:Mana .K Ba:Sugiya Dr:Hayato

脱退が相次いだ後、新生Moi dix MoisとしてリリースされたMaxiシングルです。
そのメンバーたるや、
そのまんまAfter Imageでいいんじゃないかと思えるほど親和性があるSeth。
そして演奏力の高かったPlatinA ForestのSugiyaとBlueのHayatoです。
'90年代好きには変なバイアスをかけてしまうところですが、
ソロプロジェクトとはいえ、とてもバンドらしくなっているし、
何よりもマリスミゼルから抜け出した印象が強い作品です。いや、そうでもないのか。

[ Pageant ]
(2004:Midi:Nette)
Vo:Juka Gt:Mana Ba:Kazuno Dr:Tohru /Manip:Saito Shigehiko

アルバム未収録(のはずの)3rdシングル。
狂気じみた楽曲が多い中、一転してポップな作品。
まるでマリスの「voyage」に収録されていた「premier amour」のよう。
メロディーとシンセのポップさに騙されそうになるギターとベースの蠢き。('10/10)

[ Dix infernal ]
(2003: Midi:Nette)
Vo:Juka Gt:Mana Ba:Kazuno /Dr:Tohru Manip:Saito Shigehiko

そして、既発シングルそのままにリリースされた1stアルバムです。
やはり後期マリスの延長上にある世界観。
それを加速させたような全面的に麗しきMana様一色です。ベタ塗りです。
カッコいいはずなのに僕はKoziや伯爵の色付けに想いを馳せる。('14/9)

[ Dialogue Symphonie ]
(2002:Midi:Nette)
Vo:Juka Gt:Mana Ba:Kazuno /Dr:Tohru Manip:Saito Shigehiko

マリスミゼルの活動休止に伴って開始されたMana様のソロ・プロジェクト。
(普通に「様」って言える自分が嫌になる)
その初音源でもあった1stシングル。
こういうのをゴシック・メタルっていうんでしょうか。
メタル色が濃くなったマリス、と簡単に書くと怒られそうですが、そんな印象です。('10/10)

書庫内関連記事→MaliceMizer1 2 3 Juka Of-J Merry go round JILS AFTER IMAGE PlatinA Forest BLUE1 2
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

MUCC (ムック) 2 [M]

オフィシャルサイトは→コチラ

[BEST OF MUCC]
(2007:UNIVERSAL SIGMA)
Vo:逹瑯 Gt:ミヤ Ba:YUKKE Dr:SATOち

結成10周年を記念してリリースされた初のベスト・アルバムです。
WORST OF MUCC」も同時発売されていますが、
こちらはメジャー以後のシングル作品を中心に収録されています。

僕くらいの薄いファンにはお誂え向きの作品です。
最初期のようなヘヴィーな楽曲は程ほどに、
綺麗なメロディーと歌詞が並んでいます。
とにかく聴きやすい。

昔のバンドはメジャーに行くと
商業的になってどうのこうのっていうのがありました。
見方を変えれば、このバンドもそうなんでしょうけど、
楽曲が良いんだからどうでもいいことです。('20/3)

[ 朽木の灯]
(2004:UNIVERSAL MUSIC)
Vo:逹瑯 Gt:ミヤ Ba:YUKKE Dr:SATOち /per:桜澤"Bluck"泰徳

メジャー2枚目の通算4thのフル・アルバム。
歌謡曲かと思うほどのメロディーと7弦ギターや5弦ベースが奏でるヘヴィーなサウンド。
当時の流行り、といえばそれまでなんでしょうけれど、
たぶんムックの本流はこの系統なんでしょうね。
この押し潰されそうな暗く重い世界観。
このアルバムが持っている、全てを曝け出したような凄まじい意思は圧倒的です。
何よりもこの慟哭感がたまらない。('11/10)

[ 葬ラ謳 ] [追記]
(2002:DANGER CRUE ENTERTAINMENT)
Vo:逹瑯 Gt:ミヤ Ba:YUKKE Dr:SATOち

そして、デンジャークルーに移籍してリリースされたインディーズ2ndアルバム。
「このCDには不愉快な表現が含まれています」
この記載通りに胸糞悪い陰鬱な楽曲しかありません。
前作も大概でしたが、その傷口を更に抉ったような作品です。
もちろん、サウンドも重くて暗い。
キャリアの長いバンドになりましたが、この時期の特異を切り取った作品です。

そして、歌詞カードの最後にシレっと書かれた「-NO SYNTHESIZER-」。
そこは見て見ぬふりをします。それが礼儀。

[ 痛絶 ] [追記]
(2002:密室ノイローゼ)
Vo:逹瑯 Gt:ミヤ Ba:YUKKE Dr:SATOち

2001年にリリースされた1stフルアルバムがリマスタリングされ、曲順変更やボーナストラックが追加された3rdプレス版です。
とはいえ、僕は比較対象を聴いていないので割愛。

'90年代ヴィジュアル系の闇の部分が魅力的に映ってしまった一部の人々。
たぶん、その方々が好き好んだその先が「密室系」だったんだろうと思います。
そんな頃の1st作品。
メジャー進出し、ブレイクしてからの後追いで聴いた訳ですが、
底流にある歌謡曲、GS、'90年代ヴィジュアル系を消化させてこじらせた原点的な作品でした。
そして、トラックは#69の「狂った果実」まで続きます。
確信犯的な初期ヴィジュアル系愛がたまらない。

書庫内関連記事→MUCC1 LUNA SEA MEMORIAL COVER ALBUM -re:birth-(V.A.) PARADE(V.A.) D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM~Stairway to Heaven~(V.A.)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Moran [M]

[ HEROINE ]
(2009:SPEED-DISK)
Vo:Hitomi Gt:Velo Ba:Zill Dr:Soan

ジェネオン・ユニバーサルより流通されていた、Fatimaのメンバーが中心となって結成されたバンドの1stミニ・アルバムです。

ゼロ年代も後期になり、ヘヴィメタか量産型のイロモノかというシーンの中、
暗く退廃的なセンスと憂いたメロディー、そしてイケメン声を持った稀なバンドでした。
その後、メンバーの脱退や訃報、復活や休止を経て2015年には解散してしまいますが、
たらればがあれば、もっと大きなバンドになっていたかもしれない。
そんなことを思わせるような独特の世界観を詰め込んだ1st作品。

書庫内関連記事→CRUSH!(V.A.) 妖幻鏡(V.A.)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

THE MORTAL [M]

オフィシャルサイトは→コチラ

[ Spirit ]
(2015:cutting edge)
Vo:ATSUSHI SAKURAI Gt:JAKE CLOUDCHAIR .YUKIO MURATA Ba:KEN MIYO Dr:TAKAHIKO AKIYAMA

前回のソロ活動とは異なり、今回はちゃんとしたバンドを結成しての活動だった2015年。
そして、そのメンバーはGUNIW TOOLSのJAKEさん、MY WAY MY LOVE(というか、昔ライブを観に行っていたThe JUICE)の村田さん、M-AGEのMIYO-KENさん、downyの秋山さんという
「愛の惑星」からの流れも垣間見える濃いめな方々の参加でした。

また、今作はカバー3曲(Bauhaus .The Damned .Siouxsie&the Banshees)を含むミニ・アルバムです。
櫻井さんが相当影響を受けただろうバンドたち。
そして、その楽曲をオリジナル楽曲で挟んだ全5曲。このバンドの世界観への意図的な誘導仕掛け。
ということで本体はこの1ヶ月後にリリースされたアルバムだと思いますが、それはそれ。
まるで「悪の華」のようで、不安定で美しいモノクローム。

書庫内関連記事→Buck-Tick1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 櫻井敦司 SCHWEIN GUNIW TOOLS1 SUPER SOUL SONICS M-AGE AGE of PUNK
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Missing Tear [M]

[ MISSING ]
(1998:BreakOut/DRUM Be-1)
Vo:TSUYOSHI Gt:TATSUO .RYUTA Ba:TENJI Dr:BAYASHI

eversetの前身バンドだったり、樽美酒研二がローディーだったり、
tatsuoさんがゴールデンボンバーやら仮面ライダーやらBABYMETALの中の人だったりと
当時以上に注目されている昨今です。

そんなことも知らずに、数年前にブレイクアウトのロゴとジャケ写だけで買っていた作品でした。
そして、聴いてみると若いのに演奏も楽曲もレベルが高くて驚いた訳です。
これもブームの成せる技かと検索をしてみると出るわ出るわの上記の情報。
そんなバンドの唯一のアルバムです。
レアな作品みたいですけど、出遭ったなら是非聴いてみてください。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

MALICE MIZER 3 [M]

オフィシャル・サイトは→コチラ

[ Garnet~禁断の園へ~] [追記]
(2001:Midi Nette)
Vo:Klaha Gt:mana .kozi Ba:Yu-ki /Dr:Kiichirou Akui

このリリース直後に活動を止めてしまうのでこれが最後の作品です。
これぞマリスの幻想ポップスという表題曲とこれぞマリスの裏の顔というc/w。
どちらも背反性を帯びたマリスの王道です。
このバンドの登場で計り知れないほどの影響を及ぼしたと思っていますが、
最後までマリスらしい楽曲でした。
そして、今作はドラムの阿久井さんが凄まじい。
まさかマリスを叩いていたなんて。

[ Beast of Blood]
(2001:Midi Nette)
Vo:Klaha Gt:mana .kozi Ba:Yu-ki /Dr:Shue

そして、その翌月にリリースされた、まるで「Gardenia」と対なる陰陽のような
いや、悪意と悲劇とか言っちゃった方がいいのか、この場合。
解釈はお任せしますが、このバンドに常にある狂気側の名曲。
そんな後期マリスの代表曲です。

ついでに、
妖しくもよくできたPVをYOU TUBEで触ってみるもよし。
#3に収録されている歌なしトラックで愁さんのドラムを堪能するもよし。
#21トラックのよく分からないSEを探すもよし。

[ Gardenia ]
(2001:Midi:Nette)
Vo:Klaha Gt:mana .kozi Ba:Yu-ki /Dr:Shue vio:Goto Yuichiro

ヴォーカル不在を経て、クラハが正式加入した初のリリース作品。
ファンが待ち望んでいたような、マリスらしい幻想的でポップな楽曲ですが、
ガクトが在籍していた頃のような爆発力はもうない。
というか、(決してクラハが悪いわけではないけど、)
個人的にはガクトの声で聞いてみたかったような楽曲です。
それから、何と言ってもドラムはあの愁さんが叩いています。
(かなり抑えているようですが、)一人だけ温度差のある音。
また、c/w「崩壊序曲」はモア・ディス・モアの原型のような楽曲。
僕は「♪die game」って思わず言いそうになりました。言わないけど。

[ 薔薇の聖堂 ]
(2000:Midi:Nette)
Gt:mana .kozi Ba:Yu-ki /vo:Klaha .Okada Maki .Takai Youko
synth manip:Nakagawa Kotaro .Saito Shigehiko

再始動後にリリースされたシングル3作品を含む、
第三期で唯一の、そして最後のフル・アルバムです。

まだサポート・メンバーの段階ですが、
後に加入するクラハが大方歌っているのでほぼ第三期の全貌は固まっていたようです。
ただ、尋常ではないコーラスの重ね方と聖堂過ぎる荘厳なアレンジ。
そして、病的なまでの薔薇。
もう何が何だか全然わかりません。

「ma cherie」「merveilles」「薔薇の聖堂」と特殊ジャケットを並べてみる気持ち悪さ。

[ 再会の血と薔薇]
(1999:Midi:Nette)
Gt:mana .kozi Ba:Yu-ki /prog:Nakagawa Kotaro

メンバーが3人になり、インディーズから再出発した1年振りのシングル作品。
もはやV系バンドではない、荘厳で感情的なインスト楽曲です。
ある意味、とても映像的だからヴィジュアルには違いないけれど。
何を今更と云われそうですけど、そういう時もある。

書庫内関連記事→MALICE MIZER1 2 Moi dix mois Klaha
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

MASCHERA 2 [M]

[ BEST ] [追記]
(2000:TEICHIKU ENTERTAINMENT)
Vo:MICHI Gt:TAKUYA Ba:HIRO Dr:TOMO

解散後にリリースされたメジャー後のシングルとそのカップリング+αを収めた作品です。
ちょいとしたやっつけ感はありますが、
全曲リマスタリングされていたり、未発表のアレンジver.だったり、
ラストライブのフォトが散りばめられたブックレットだったりと、
たった2年間のメジャー活動だったのかと思わせる程に
濃密で印象深い楽曲が仕舞い込まれています。
今更ながらだけど、カッコいいバンドだったなぁ。

[ orb ]
(2000:TEICHIKU RECORDS)
Vo:MICHI Gt:TAKUYA Ba:HIRO Dr:TOMO /key&prog:Igarashi Junichi .Ohishi Kenichiro

解散が決まった後に出されたメジャー2ndアルバム。
最後のアルバムは総じて、やっつけか突き抜けるかの両極になりがちです。
そして、この作品は後者にあり、集大成のような突き抜けた傑作。
前作よりもハードで妖しくも綺麗なメロディー。
売れなかった意味がわからない。
これほど推す意味もわからない。

[ iNTERFACE ]
(1998:TEICHIKU RECORDS)
Vo:MICHI Gt:TAKUYA Ba:HIRO Dr:TOMO /key&prog:Igarashi Junichi

そして、ようやくのメジャー1stアルバム。
結局、メジャーでは2枚のオリジナル・アルバムを発表して解散してしまいますが、
この2枚は飛びぬけて完成度が高く、好きな作品でした。
姫路系って端的に言ってしまえば演歌ロックなんですが、
実力のある楽器隊と初期ではみられなかった愁いて優しいメロディーの楽曲に
MICHIの声がその上にのると、「売れないはずがない」と思っていたほど魅力的。
厳選された楽曲と勢いを感じるメジャーの1stです。
予想は外れます。

書庫内関連記事→MASCHERA1 3 S.Q.F michi.with Mach LiDARZ J+Jenius THE END OF THE CENTURY ROCKERS(V.A.) VISUAL ROCK BEST COLLECTION(V.A.) 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

Merry Go Round [M]

現存しているオフィシャルサイトは→コチラ

[ ・[dot] ] [追記]
(2003:murder suitcase)
Vo:真 Gt:hideno Ba:Maxx Dr:SHOJI

解散の前年にMaxxさんとSHOJIさんが正式加入して
リリースされたラストMaxiシングルです。
このあたりになると、どの程度のプレス数だったのかわかりませんが、
けっこう入手困難な作品。

相当に精神をヤラレた末期的な段階です。

このバンドが'90年代に出てきたことによる、
その世界観が与えた影響は計り知れませんが、
商業的な音楽という側面ではない成れの果て。

[ 赤い絲 ]
(1999:YENBANYA)
Vo:真 Gt:Hideno /Ba:MAXX Dr:Tomiyasu Tohru

ベースとドラムが脱退して、再始動のような位置付けの5.000枚限定マキシ・シングル。
メロディーだけ聞いていると騙されそうになる拍子と猟奇的な歌詞。
静寂で卑猥な、ある意味一芸に秀でた美しい歪み方です。
敬意を表しつつも絶対に友達になりたくはない。
ちなみに、サポートはあのmaxxさんとtohruさん。

[ 思春期の吸血鬼 ]
(1998:TRYCLE RECORDS)
Vo.真 Gt.Hideno Ba.准那 Dr.キョウ

「思春期の吸血鬼」と「XX体質」を収録した8cmシングル。
青春ラブ・ソングです。
そんな解釈です。
たぶん間違っていないと思います。いや、そんなことはない。

[ 放送禁止の死んだふりをする潔癖症の実験体と、箱の中の毒入りショートケーキと、逆回転でまわるエゴイストのパラノイアボックス ]
(1998:MERCURY MUSIC)
Vo.真 Gt.Hideno Ba.准那 Dr.キョウ

'96年発表のデモに3曲を加えてCD化された作品。
一応2ndアルバムと捉えてよいかと。
しかし、このタイトルを言える人はいるんだろうか、、、いるんでしょうね、たぶん。
そして毎度のことながら、このリミットをかけてないイカレた歌詞と
この雰囲気を表す拍子と音の使い方はサイコウです。

[ IMPERIAL DRUGS ]
(1997:YENBANYA)
Vo:真 Gt:Hideno Ba:准那 Dr:キョウ

「月と、黒猫と、猫アレルギーの君」と同時発売されたマキシ・シングル。
ただ、こちらはインディーズの体裁でリリースされています。
ということで、「-"S"-」の収録曲だった「桜の満開の木の下で」と「毒蟲」は
ピーピーうるさかった検閲がありません。
ダイレクトにxxが埋まっています。是非どうぞ。

[ 月と黒猫と猫アレルギーの君 ]
(1997:BANDAI MUSIC)
Vo.真 Gt.Hideno Ba.准那 Dr.キョウ

メリーさんの初シングル作品。
シングルなのに、ど頭から「♪硫酸垂れ流した夜~」というフレーズです。
むしろ、売れると思ってリリースしていないところが潔いんですが、
やはりこの病的な世界観は魅力的です。
病的というか病気です。

[ - "S" - ]
(1996:BANDAI MUSIC)
Vo.真 Gt.Hideno Ba.准那 Dr.キョウ

元Laputa・元Of-J・元Silver-Roseというその時代を彩ったバンドのメンバーが
参加した1stアルバム。
ベルゼルブあたりのあの系譜を更に突き詰めた狂い加減がサイコウです。
正直なところ、よくぞメジャー流通したというほどの危なさ。
さすがに#6「桜の満開の木の下で」などは検閲のためにピーピー鳴ってますけど。
入門編に是非どうぞ。

書庫内関連記事→smells Laputa4 Silver-Rose moi dix mois Of-J JILS Lucide Ti+Dee Orphee THE END OF THE CENTURY ROCKERS(V.A.) VISUAL ROCK BEST COLLECTION(V.A.)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。