SOFT BALLET 1 [S]

[ SINGLE COLLECTION’89~’91 ]
(1993:ALFA RECORDS)
Vo:遠藤遼一 Key&prog:森岡賢 prog&synth:藤井麻輝

ビクターへ移籍後にリリースされた、年代順に並んだアルファ時代のシングル集。
恥ずかしながら僕のソフト・バレエの入り口です。
やはり、シングル集なので当然ながらクオリティーは高く、聞き易い楽曲ばかり。
入門編としては最適な作品だと思います。
また、「TWIST OF LOVE」のシングルverや、そのc/wだった「NEEDLE」あり、
「愛と平和」の初回限定収録だった2曲ありというレア感もあった作品。('10/12)

[ 愛と平和 ]
(1991:ALFA RECORDS)
Vo:遠藤遼一 key&prog:森岡賢 prog&synth:藤井麻輝 /key:Ian Curnow

そして、当時のオリコンでも上位に食い込んだメジャー3rdアルバム。
この時期は湾岸戦争の開戦時期と符合していますが、
全体的に歌詞を眺めているとそれに触発されて作られたことが分かります。
特に某国を皮肉った歌詞なんかはサイコウです。遠藤さんの才です。
世の中は20年経っても大して変わっていません。('10/12)

[ 3[drai] ] [追記]
(1990:ALFA RECORDS)
Vo:遠藤遼一 Key&prog:森岡賢 prog&synth:藤井麻輝 /Gt:Narita Shinobu .Tsukada Tsuguhito .Fujita Takashi Ba:Morota Ko Dr:Kamiryo Wataru

「DOCUMENT」と「愛と平和」の間にリリースされたミニ・アルバム。
前半は3人のソフト・バレエが、そして後半は3様のソロ・アーティストが一つの作品としてパッケージされています。
個性的で歪な形の3つのパズルのピースとそのピースが合致したときに現れる完成図。

このバンドの魅力をいつもとは異なる角度から確認できる面白い作品。
そして、再結成後の「BRIGHT MY WAY」のジャケットへと思いを馳せる「3[drai]」。

[ ESCAPE -Rebuild ]
(1990:ALFA RECORDS)
Vo:遠藤遼一 prog&synth:森岡賢 .藤井麻輝 /Gt:Tsukuda Tsuguhiro

そして「DOCUMENT」からカットされた3rdシングル。
このユニットの中でもポップなメロディーを持つ2曲です。
そんな曲のRebuild,Remake,2nd Mixというソフトバレエならではの面白さ。

当然ながらテクノロジーの発達で最も影響を受けるジャンルですが、
この頃のピコピコ・サウンドには何だか温度みたいなものがありますよね。('13/5)

[ DOCUMENT ]
(1990:ALFA RECORDS)
Vo:遠藤遼一 key&prog:森岡賢 prog&synth:藤井麻輝 /Gt:Tsukuda Tsuguhiro .Fujita Takashi .Yamazaki Shigeru Ba:Morota Koh

エレクトロ・ポップの名曲「ESCAPE」・「TWIST OF LOVE」を含みながらも
前作よりもマニア度を増した、バラエティに富んだ楽曲が並んだ2ndアルバム。
そして、何と言っても今作はDOOMの二人が参加しているんですが、
諸田さんの硬質なフレットレスの存在感が圧倒的な#4と#9はとても興味深い。('10/12)

[ TWIST OF LOVE ]
(1990:ALFA RECORDS)
Vo:遠藤遼一 key&prog:森岡賢 prog&synth:藤井麻輝

この時代では珍しかったMaxi使用のメジャー2ndシングル。
森岡さんと藤井さんの背反性をそのまま聞くことができる2曲です。
ソフト・バレエに嵌るきっかけがこの楽曲だったんですが、
今聞くと少し古いサウンドながら、やっぱり名曲です。('10/12)

[ EARTH BORN ]
(1989:ALFA MUSIC)
Vo:遠藤遼一 key&prog:森岡賢 prog&synth:藤井麻輝 /Gt:Tsukuta Tsuguhito per:Whacho

当時では追随を許さないほどの圧倒的な音楽性だったメジャーデビュー1stアルバム。
今思えば'80年代のニューロマンティックからインダストリアルが融合した流れと
YMOに代表されるようなテクノ・ポップの流れという音楽性を
個性的なメンバーが表現したら超カッコいいバンドになりました、ということだったんですね。
僕は完全に後追いで買い揃えたんですけど、その頃はただただ圧倒されていました。
ちなみに、既にこの作品で森岡さんと藤井さんの両面性は確立しています。('10/12)

書庫内関連記事→SOFT BALLET2 3 ENDS SCHAFT 睡蓮
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JUSTY NASTY 2 [J]

[ エデンの果実 ]
(1994:BMG VICTOR)
Vo:藤崎賢一 Gt:一戸賢司 Ba:岸根光 Dr:大石尚徳 /Gt:KAZUYA IZUMI key:HARUO TOGASHI .MICHIHIKO OTA synth:NOBUHIKO NAKAYAMA .ITARU SAKOTA

サウンドプロデュースやアレンジに長年のパートナーだった和泉さんを迎えてリリースされた最後の作品。
前作で変化を遂げた先は「"J"」への回帰だったようです。
とはいえ、
何か色々とあったんだろう「あの日 君が嘘をついた」、「サヨナラの街角」や
後にシングルカットされた珠玉の名曲「僕は自分を嫌いになった」のような楽曲はただの回帰ではありませんでした。
藤崎さんの声も相まって印象深くも格段に音楽的になっていてちょっと驚かされます。

バンドとしての限界を感じさせる作品なので賛否はありそうですが、
僕はこの作品が好き。
JUSTY-NASTYっぽくはないんだけれど、その果実を喰ってしまったんだから元には戻れないのです。知らんけど。('21/9)

[ THE BEST VOL.2 ]
(1993:POLYSTAR)
Vo:藤崎賢一 Gt:辻剛 .一戸賢司 Ba:岸根光 Dr:大石尚徳

ビクターへ移籍したタイミングでリリースされた2枚同時発売の初ベスト・アルバム。
こちらはポリスター時代の後期が収録された「N」盤です。
「明日も夢を」がライブver.だったり、レーベル移籍してリリースされたシングルとそのc/wが収録されていたりとちょっとした変化球もありますが、
ほぼシングル曲で構成されているので先ずはこの1枚からというベスト盤です。
藤崎さんの女々しい歌詞が意外と刺さってしまう、そんな方は是非どうぞ。('20/7)

[ SEND NO MORE ROSES ] [追記]
(1993:BMG VICTOR)
Vo:藤崎賢一 Gt:一戸賢司 Ba:岸根光 Dr:大石尚徳 /Ba:後藤次利 Dr:青山純 .湊雅史 Gt:大村憲司 .土方隆行 key:田原音彦

サウンドプロデュースやアレンジに後藤次利さんが、また2曲ほど秋元康さんが作詞に参加した移籍後の初アルバム。
当時、ファンの間では物議を醸し出した作品ですが僕は今更の補完です。

さて、聴いてみると頭の中で"?"マークが点きっぱなしです。
そして、そのままクレジットに視線を落としてみると目を見張るほどのadditional musiciansが載っています。察します。
色々と勝手な想像をしてしまいますが、そっとしておきます。
たぶん、移籍後のバンドのこれからやヒットを狙ったんだと思います。

結果的に当時は失敗だったのかもしれないけれど、際立って完成度が高いアルバムなので、
大人になって聴いてみるのも悪くない、そんな作品。

[ RAIN ]
(1992:POLYSTAR)
Vo:藤崎賢一 Gt:一戸賢司 Ba:岸根光 Dr:大石尚徳 /key:KAZUYA IZUMI synth:TOSHIYUKI KISHI .KOJI KITASHIRO sax:JAKE H.CONCEPTION tru:SHIN KAZUHARA

LINE-UPの一戸さんが加入してリリースされたポリスター時代の最後のアルバムです。
程度の良い初回版を見つけてしまったので購入です。これは仕方ない。

個性的なサウンドだった辻さんが脱退した影響も然ることながら、藤崎さん作曲の比重が増えたり、ホーンセクションやシンセなどのアレンジの幅が増えたりと、
やはり前作の「"J"」で一つの区切りだったことがよくわかります。
なるほど、そんなバンドの変化の真っ只中だったから「RAIN」だったのかな。
だから「I LOVE YOU」から「SUNSET」の曲調と歌詞なんですね。
ベタですけど、お薦めはどうしても「JUSTY-NASTY」や「"J"」になってしまいますが、そこに埋もれている秀作です。
もう正義-邪悪なんて言っていられない。('20/7)

[ LIVE IN THE MOON ]
(1992:POLYSTAR)
Vo:藤崎賢一 Gt:辻剛 Ba:岸根光 Dr:大石尚徳

'91年の渋谷公会堂ライブを収録した初のライブアルバム。
インディーズ時代の「PLEASURE OF THE SLUTS」から当時の最新作「"J"」までの代表曲で構成されていたり、
この後に辻さんが脱退してしまったりという一区切りの時期です。
そんな集大成的な時間を切り取った作品。
そして、歓声や煽りのライブ感、各パートも聴きやすく優しいバランス仕様なので回顧するには最適な作品です。

ちなみに「♪唇が青く染まるまで、首を絞めてもいいさ」なんて言っちゃうお茶目も収録されていますよ。('20/7)

書庫内関連記事→JUSTY NASTY1 D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM~Stairway to Heaven~(V.A.) 藤崎賢一 CRAZE1 岸根光
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LADIES ROOM 1 [L]

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[ eat a peach ] [追記]
(1993:Ki/oon Sony Records)
Vo:百太郎 Gt:NAO Ba:GEORGE Dr:JUN

ずっと歯抜けコレクションだったので、ようやくの補完です。

ジャケットは本場感を醸し出しながらも、前作までのL.A.メタルだけみたいなものから脱却したメジャー3rdアルバム。
次作の変化はこの作品の方向性だったんですね。
当たり前だけれど、ちょうど2ndと4thが混在しているような変化の道程でした。
そして、そんな混在が生み出した名曲「Ready to Kiss」が収録されています。
シングルの欄で色々と書いていますけど、ただの好みです。

[ LOCK AND KEY ]
(1992:EPIC/SONY RECORDS)
Vo:百太郎 Gt:NAO Ba:GEORGE Dr:JUN

シングル2枚を含むメジャー2ndアルバム。
各々の楽曲はメロディーもリフも彼らの王道ともいえるポップなL.A.メタルの羅列です。
しかし、全体的に音も構成も大体一緒なのでアルバムを通すと少し飽きます。
そうえば、最近はこんな自分に正直なバンドはいないですね。
ホストとか化け物ばっかりだから。('10/9)

[ Made in SEX ]
(1991:EPIC/SONY RECORDS)
Vo:百太郎 Gt:NAO Ba:GEORGE Dr:JUN /pia:Shibata Toshifumi cho:COLOR,かまいたち,BILLY&THE SLUTS ,DIE-KUSSEのメンバー 他

そして、Xを追うようにソニーから発売されたメジャー1stアルバム。
メジャーでも変わらず全面的にxxx押しです。全然ブレない。
おふざけがありながらも、L.A.メタルを押し通した楽曲や
メロディーを意識したポップな楽曲や正統派のロック・バラードと。
かなりの力の入れようで音も然ることながら、カッコいいアルバムでした。
そんなんで、
デビュー当時の渋谷公会堂ライブを観に行ったんですけど、
普通に脱いでるお姉さま方がいらっしゃいまして、
思春期の僕には刺激が強すぎた。
ガン見でしたけど。('10/9)

[ SEX SEX SEX ]
(1989:Extasy Records)
Vo:百太郎 Gt:NAO Ba:GEORGE Dr:JUN

Xの弟分としてYOSHIKI主催のレーベルから発売された1stアルバム。
「EXC-002」の型番からも読み取れるように「vanishing vision」の次の作品。
当時流行っていたL.A.メタルを主軸にハレンチな歌詞とキャラクターで
Xの次のバンドはジキルかこのバンドか、というほどの人気がありました。
そして、本作は演奏もミックス自体もけっこうヒドいレベルなんですが、
レディースルームはこれで良いんです。('10/9)

書庫内関連記事→LADIES ROOM2 3 GEORGE AMNESIA FAME History of EXTASY 15th Anniversary(V.A.)
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CRAZE 1 [C]

[ ware ware,war ] [追記]
(1999:TEICHIKU RECORDS)
Vo:緒方豊和 Gt:瀧川一郎 Ba:飯田成一 Dr:菊地哲 /key:富樫春生

そして、メジャー4thです。
前作は藤崎さんの影が色濃く残っている印象でしたが、今作はそれがかなり薄まっています。
良くも悪くもこれまでの作品には無かった曲調とポップさのあるアルバムです。
アルバムのタイトルからもそういう作品だったのでしょうね。(注:ローマ字読み)

それから、最後にhideへ捧げられたという菊地哲/作の「OVER」が収録されています。
やたらと長いアウトロの感情的なドラムの音がとても印象的。

[ ZERO ] [追記]
(1998:TEICHIKU RECORDS)
Vo:緒方豊和 Gt:瀧川一郎 Ba:飯田成一 Dr:菊地哲 /key:富樫春生

レーベル移籍してリリースされたメジャー3rdアルバム。
そして、MAJESTYの緒方さんが2代目ヴォーカリストとして初参加した作品です。

「BEAT SO LONELY,ALL NIGHT LONG」など然り、
藤崎さんと差し替えてリリースされた印象を持つ作品なので、
緒方さんのカッコ良さがどうしても霞んでしまう。
その実、楽曲や勢いみたいなものを聴いているとCRAZEの中でも名盤だと思うのだけれど。

[ BEAT SO LONELY,ALL NIGHT LONG ]
(1997:King Records)
Vo:藤崎賢一 Gt:瀧川一郎 Ba:飯田成一 Dr:菊地哲

新曲1曲と5曲のライブ音源という表現しづらい作品ですが、
デランジェ的な客煽りは聞きどころです。
そして、この作品(ベスト盤は除く)で藤崎さんが脱退するわけですが、
このバンドはヴォーカルが上手いことならない感じでしたよね。('10/5)

[ THat’S Life ]
(1996:King Records)
Vo:藤崎賢一 Gt:瀧川一郎 Ba:飯田成一 Dr:菊地哲

正直なところ前作はかしこまった印象を受けましたが、
この2ndでその囲いは取り除かれました。
何だか各メンバーが(良い意味で)ぶつかり合っています。
荒々しくも勢いを感じるカッコよい作品でした。
ちなみに#9と#10の間に隠しトラックであの「I LOVE YOU」が聴けますよ。('10/5)

[ BE CRAZY ]
(1995:King Records)
Vo:藤崎賢一 Gt:瀧川一郎 Ba:飯田成一 Dr:菊地哲

ちょっとありえないBODYの解散劇後に
飯田成一(Zi:Kill)と藤崎賢一(JustyNasty)が加入して仕切り直しのデビュー作品。
刺々しくメロディアスでポップなBODY路線はそのままに、
キャリアをもつメンバーだったからでしょうか、デビューアルバムから安定していた作品。('10/5)

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