DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS- [V.A.]

[ DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS- ]
(2013:AVEX ENTERTAINMENT)

2009年にDEAD ENDが再始動し、デビュー25周年に際し企画されたトリビュート作品です。

トリビュートといえばバンド単位でカバーされるのが通例ですが、
バンド単位の参加は黒夢が休止中だった清春、cali≠gari、Borisのみでその他はシャッフルされた個人単位で参加しています。
しかし、これだけのアーティストを集め、しかもパート単位で各楽曲を完成品にさせるなんて並大抵のことではありません。
楽曲のクオリティー云々の前に割り当てやスケジュールの調整だけても大変そう。
それもこれも、プロデューサーの大島暁美女史と本家DEAD ENDを共に作り上げたレコーディングプロデューサーの岡野さんのご尽力の賜物です。
そんな熱量を持つ作品ですが、ライナーノートにお二人の想いが綴られていますよ。
ということで、参加メンバーとその楽曲を羅列してみます。

1「Embryo Burning」Vo:HYDE(L'Arc〜en〜Ciel/VAMPS) Gt:HIRO(La'cryma Christi) Ba:岡野ハジメ Dr:Shinya(DIR EN GREY)
2「I Can Hear The Rain」Vo:RYUICHI(LUNA SEA) Gt:咲人(NIGHTMARE) Ba:SHUSE(La'cryma Christi) Dr:shuji(Janne Da Arc)
3「The Godsend」Vo:清春(Gt:峰正典 Ba:沖山優司 Dr:秋山タカヒコ)
4「Night Song」Vo:栄喜 (SIAM SHADE) Gt:室姫深(Die in Cries/BUG) Ba:tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel) Drums:山崎慶(Venomstrip/etc)
5「Serafine」Vo:宝野アリカ(ALI PROJECT) Gt:SUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN) Ba:TOKIE(RIZE/LOSALIOS) Dr:ササブチヒロシ(Plastic Tree/Creature Creature)
6「So Sweet So Lonely」Vo:yasu(Janne Da Arc/Acid Black Cherry) Gt:Shinobu(Creature Creature) Ba:人時(Creature Creature/黒夢) Dr:真矢(LUNA SEA)
7「Spider In The Brain」Vo:高野哲(ZIGZO) Gt:you(Janne Da Arc) Ba:FIRE(the Badasses/etc) Dr:MOTOKATSU MIYAGAMI(THE MAD CAPSULE MARKETS)
8「Dress Burning」Vo:越中睦士(Λucifer) Gt:HIZAKI(versailles/Jupiter) Ba:燿(摩天楼オペラ) Dr:HIROKI(D)
9「Perfume Of Violence」Vo:BAKI(GASTUNK) Gt:Marty Friedman Ba:Luna(Eins:Vier) Dr:YUKI(versailles/Jupiter) Key:都啓一(SOPHIA/Rayflower)
10「Blind Boy Project」cali≠gari(Vo:石井秀仁 Gt:桜井青 Ba:村井研次郎 Dr:武井誠)
11「Sacrifice Of The Vision」Vo:aki(Laputa) Gt:千聖(PENICILLIN) Ba:IKUO(Rayflower/etc) Dr:LEVIN(La'crima Christi) Key:kiyo(Janne Da Arc)
12「冥合」Boris(Vo,Gt&Ba:Takeshi Gt:Wata Dr:Atsuo)

湊さんのドラムはシンドいだろうな、と眺めていると実力者が集められていますよね。
そして、やはり影響を受けたと公言している方々が多く参加している印象です。
また、キッズの頃に見上げ、憧れた「DEAD END」をアーティストになって演奏するという熱量が半端ない。
中でもHYDEの寄せ方なんてmorrie愛に溢れていてニヤニヤします。
そして、好きだったんだから影響を受けたんだよという素直なリスペクトが全楽曲から読み取れて、聴いている僕も凄く楽しい。

どうしようもないカバーやトリビュート作品が氾濫しているけれど、たまに出くわす大当たり。

書庫内関連記事→DEAD END PINK Creature Creature L'Arc-en-Ciel1 2 La'cryma Christi Dir en grey LUNA SEA1 2 3 4 河村隆一 Tourbillon Janne Da Arc 黒夢1 2 ACE OF SPADES THE MAD CAPSULE MARKETS1 2 3 4 5 6 OPTIC NERVE Die in Cries1 2 Bloody Imitation Society BUG SUGIZO Plastic Tree Hitoki Malice Mizer1 ZIGZO versailles 摩天楼オペラ D1 2 GASTUNK BAKI Eins:Vier Sophia Rayflower cali≠gari MAG-NET Laputa1 2 3 4 aki Penicillin IKUO
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Matina PRELUDE [V.A.]

[ Matina PRELUDE2~en effort of resalt~ ]
(2001:Matina)
DISC1:MIRAGE /Remage /Viere /Lagna /vie eternele /Distray /LumiEre /Gu:Laymn /Sense of shape /Lavender /DESCRIBE /LAYBIAL /Facizm /AZALEA
DISC2:Madeth gray'll /Philia /Mebius /meffist /オルゴール /Mist of Rouge /Zephyr /Vice risk /サリー /GARDEN /Eze:quL /vellaDonna /DAS:VASSER /Syndrome

そしてmemorial pastとmemorial future、MIRAGEとSyndromeに挟まれた2枚組み。
そんなKISAKIに挟まれた全28曲のシリーズ第二弾です。

'90年代の方々とは異なり、思春期をヴィジュアル系で染めたあげくバンドを始めた世代なのがよく分かります。
音楽性の下地がヴィジュアル系という良し悪しです。
結局は演歌のような文化になってしまうんだろうか。
僕もその世代ですけど。

[ Matina PRELUDE ]
(2000:Matina)
Madeth gray'll /AZALEA /Mist of Rouge /DESCRIBE /オルゴール /NADIA /Zephyr /ANTI FEMINISM /Eze:quL /DAS:VASSER /vellaDonna /Vice risk /Due'le quartz /Syndrome

Matina所属のバンド+アンチ・フェミニズムとデュール・クォーツという
シリーズ化されていたオムニバスの第一弾です。

ゼロ年代シーンの仕掛け人、KISAKIが2003年まで主催していたMatina。
まさにそのレーベル色に染まったダークで艶やかなバンドが集まったオムニバスです。
ほぼ知りませんけど。
また、画一的な大量消費感が否めないところはあるものの、
そんな中でも個性はあるもので、好きな人はどこかの琴線に触れるかもしれません。
個人的に触れたのは結局デュール・クォーツでしたけど。

書庫内関連記事→革命~voice of rebirth~(V.A.) MIRAGE Syndrome vellaDonna Zephyr サリー
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妖幻鏡 [V.A.]

[ 妖幻鏡-mirrors of new generation- ]
(2001:PLUG RECORDS)
Phobia /Fatima /K@mikaze /deadman /Loz'a≠Veria /PERSONA /Chronosphere
/Crack brain /Galruda

あっちゃこっちゃシリーズ化されているPLUG RECORDSのオムニバスの第一弾です。
セロ年代の始まり。
その後のシーンの盛り上がりを占ったようなシリーズです。
versaillesのHIZAKIが参加していたCrack brainやMoranのメンバーがいたFatimaなどの名前があったり、
そんな中、deadmanの初期音源やらchronosphereの名曲「Solitude」が収録されています。
この黒と白のコントラストが堪らない。

書庫内関連記事→Chronosphere
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CRUSH! [V.A.]

[ CRUSH!3-90’s V-Rock best hit cover LOVE songs- ]
(2012:NAYUTAWAVE RECORDS)
CRASH 49 /宇宙戦隊NOIZ /defspiral /DIV /AYABIE /犬神サーカス団
/ALSDEAD /凛 /Kaya /SARSHI(from HERO) /カメレオ
/MEJIBRAY /マコト /スカーレット

更にシリーズ第三弾です。
早くもブレ過ぎて困る。
さすがにバンドの選別とその選曲にもう少し何とかなっただろ、と思ってしまいます。
defspiral(というかTRANSTIC NERVE)や犬神サーカス団などの重鎮が参加しているのに、これは酷い。
凛がROUAGEをカバーするヴィジュアル系の系譜みたいなものや
Kaya姫のワールド全開な「揺れながら」も霞んでしまう。
そして、これでシリーズも終わりですよ、と言っているようなラストの「HURRY GO ROUND」。

企画も含めてすごく楽しめたシリーズですが、
個人的には熱量高めな第一弾が抜きん出ていた感想です。ベタですけど。

[ CRUSH!2-90’s best hit cover songs- ]
(2011:NAYUTAWAVE RECORDS)
メガマソ /Annie's Black /葵 /ν[NEU] /Blu-BiLLioN /花少年バディーズ
/ZUCK /HERO /OZ /Moran /R指定 /amber gris /ADAPTER。
/9GOATS BLACK OUT /ギルド /ケミカルピクチャーズ

そしてシリーズの第二弾です。
前作よりも少し下の世代のバンドが多いよう。
そして、選曲も微妙にブレている印象です。
前作も含めて同じバンドからの選曲が多かったり、
なぜ灰猫じゃなくてHOT LIMIT?
なぜRYUICHIじゃなくて河村隆一?
そんな独り言が抑えきれません。
もちろん、バディーズ、OZ、Moranなど予想を上回るバンドもあり、
何だかんだで前作に引き続いて楽しんでしまった作品。

[ CRUSH!-90’s V-Rock best hit cover songs- ]
(2011:NAYUTAWAVE RECORDS)
heidi. /ドレミ團 /BugLug /NoGoD /D /少女-ロリヰタ-23区 /摩天楼オペラ
/DaizyStripper /12012 /アンド /Mix Speaker's Inc.
/LOST ASH /MERRY /DuelJewel /DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

その当時、話題になったシリーズの第一弾です。
メジャーシーンでも売れた楽曲ばかりが選曲されています。
つまり、楽曲に力があるものばかり。
これはどっちに転ぶかの賭けです。
そんなところで、
原曲を聴きまくった世代なのでどうしても厳しめで聴いてしまいますが、
バンドの色を出しながらも原曲を消化しているD、摩天楼オペラ、NoGoD、MERRYあたりはさすがです。
また、個人的にはドレミ團、DaizyStripper、12012も雰囲気がとても良かった。
それ以外は推しバンドによって人それぞれです。
とりあえず、これじゃ愛に気づかない。

書庫内関連記事→ドレミ團 NoGoD D1 D2 摩天楼オペラ メガマソ Moran
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A Tribute To LOUDNESS [V.A.]

[ A Tribute To LOUDNESS ]
(2003:TOKUMA JAPAN)
WADA SHIGE(WRENCH) /LA'CRYMA CHRISTI /夜叉 /DJ BAKU
/STAB BLUE /UP HOLD /MUNCH /4PSYCHED /SURVIVE

どこ狙いなのか全く分からない、これぞ企画版というトリビュート作品です。

LOUDNESS直系の夜叉やK-A-Zさんが参加していたSTAB BLUEや
現在もヘヴィに活動しているSURVIVEやらハードでラウドな名前が並ぶ中、
混ぜ物が色々入り込んでいます。
そんな中で一際浮いているLa'cryma Christi。
演奏も抜群に上手いしラクリマ色も出ている「CRAZY DOCTOR」ですが、
これは評価されないんでしょうね。
そんなLOUDNESSファンの声が聞こえます。

こんなBLOGを書いているから言いますけど、超カッコいいぜ!

書庫内関連記事→La'cryma Christi
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革命 ~Voice of Rebirth~ [V.A.]

[ 革命~Voice of Rebirth~ ]
(2000:Matina)
Cynthia /ElDorado /蜉蝣 /Vice Risk

ゼロ年代への幕開けに当時台頭しつつあったバンドが集まった、
いや、KISAKIに集められたオムニバスです。
コテコテのベッタベタ。
よくぞ、こんなバンドと楽曲を集めたものです。
蜉蝣なんて初期の頃ですが、
その後のシーンを牽引することが決定していたかのよう。

限定5.000枚やら収録が4曲のみとか色々ありますが、
何にしても
ゼロ年代への仕掛けはKISAKIの功績が甚大でした。
そして、CDをどけてみると目に飛び込んでくる集合写真。
これはもう、ただのエクスタシーサミットです。
なるほど、これがRebirthなのか。

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TOKYO CALLING [V.A.]

[ TOKYO CALLING -volume two recording at CLUB 24 YOKOHAMA ]
(1991:東芝EMI)
VELVET ENDROIT /Mother Goose /MARGINALIA /Leu des Garde /RUBBY

閉店して久しいですが、当時はその界隈の代表的なライブハウスだったCLUB24。
今作は1990年11月23日のライブをそのまま収録したライブアルバムなので、
まだヴィジュアル系という言葉も曖昧な頃です。
ただ、そのシーンの空気が満ちています。
それを聴くだけで価値があります。

ポジパンど真ん中ですけど。

そして、八田敦さんが在籍している頃のVELVET ENDROITという貴重品。
ハイドロケア。

書庫内関連記事→VELVET-ENDROIT
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LIGHTNING&THUNDER [V.A.]

[ LIGHTNING&THUNDER ]
(1998:EXTASY RECORDS)
Gargoyle /CLeiR /YOUTHQUAKE /BEAST /Shame /TOKYO YANKEES

ガーゴイル、ユースクエイク、東京ヤンキースが中心となって敢行されていた
ライヴ・イベント「LIGHTNING&THUNDER」のスタジオ・レコーディング盤。
'90年代のその界隈のバンド達です。

ちょうど「我意在」リリースの頃だと思いますが、
「Purple Heaven」(収録:禊)のリアレンジを収録したガーゴイルやら
エクスタシーに所属していたユースクエイクの久々の音源やら
インディーズに戻って久々に発表したヤンキースの音源やら
マシンガンズのメンバーがいたCLeiRやら
スリーアイズジャックのメンバーがいたBEASTの初音源やら何やら彼やら。

と、好きな人には色々と楽しめるオムニバスですが、
何と言ってもKIBA,HIYORI,UMEMURAのトリプル・ヴォーカルによる
「東京ヤンキースのテーマ」が隠しトラックに収録されています。
これが音源化されていたなんて知りませんでした。
高校生の時にヤンキースのライヴで聴いた記憶が蘇ります。
いや、これを聴いていたらリフとメロディーで突然その映像を思い出した感じです。
何だろう、泣きそう。泣かないけど。

書庫内関連記事→Gargoyle1 2 YOUTHQUAKE 東京ヤンキース
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hide tribute SPIRITS [V.A.]

[ hide TRIBUTE II-Visual SPIRITS- ] [追記]
(2013:TOKUMA JAPAN)
heidi. /摩天楼オペラ /GOTCHAROCKA /柩from NIGHTMARE /Sadie /defspiral /machine /CELL /DaizyStripper /DOPPEL /THE KIDDIE /UNDER CODE PRODUCTION LAST COLLABORATION「D・N・A」 /Mix Speaker's,Inc.

今年は没後20年ということで様々なプロジェクトが立ち上がっていますが、
この作品はソロ活動20年と生誕50年の節目にリリースされた
SPIRITSの続編トリビュート作品です。

前作とは異なり、時間が流れていることが分かるような参加メンバーです。
アーティストになる前に影響をまともに受けただろう世代。
初めて楽器に触れて、CD片手に聴いていた世代。
そんな世代がプロになり(その手前辺りになって)消化したような選曲と各々のアレンジ。
この後にはどうしようもないhideトリビュート作品が色々出ていますが、
それはそれとして、この作品はそんな意味でも聞き手を揺さ振る面白さがありますよ。

[ hide TRIBUTE SPIRITS ]
(1999:unlimited records)
布袋寅泰 (Vo&Gt&Ba&key:Hotei Tomoyasu prog:Watanabe Nobutaka) /清春・SHOJI (Vo:清春 Gt&Ba&key:SHOJI key:Masuda Katanobu) /kyo&TETSU (Vo:kyo Dr:TETSU Gt:Ishigaki Ai Ba:Kaneuchi Takashi ) /SIAM SHADE /shame /CORNELIUS /ZEPPET STORE /LUNA SEA /BUCK-TICK /TRANSTIC NERVE /OBLIVION DUST /GLAY /I.N.A・Pata・heath /YOSHIKI

亡くなって1年後にリリースされた、hideと縁深いアーティストが参加した作品。
これ以後、トリビュートと銘打ったやっつけ作品が増えましたが、
本来はその本人に対する尊み、惜しみ、悼みが込められたものだと思います。
その点、この作品は最高のトリビュート・アルバムです。
(好き嫌いはあるけれど)各アーティスト独自のアプローチでhideの楽曲を消化していて、
オリジナルを知っていても楽しめます。
そんな中、hideの肉声データを使用したINA PATA heathの
「CELEBRATION」はこの作品でしか聞けないレア音源。
ついでに、参加メンバーのコメントが掲載されているんですが、これがまた泣ける。
特にkyo&TETSUのコメントを読んだ後に聞くと何倍も楽しめますよ。

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D'ERLANGER TRIBUTE ALBUM~Stairway to Heaven~ [V.A.]

[Dʼ ERLANGER TRIBUTE ALBUM~ Stairway to Heaven ~ ]
(2017:WARNER MUSIC JAPAN)
YOW-ROW from GARI /HYDE(Gt:CIPHER Ba:SEELA Dr:Tetsu) /清春(Gt:大橋英之 Ba:YUTARO Dr:katsuma) /ACID ANDROID(Vo:kyo) /Psycho le Cemu /lynch. /Angelo /INORAN×TERU×HISASHI×ピエール中野×ERY /MERRY /Justy-Nasty /THE SLUT BANKS /Rayflower /MUCC /DEZERT /DIR EN GREY

再結成10周年を記念してリリースされた話題の作品。
話題なのはその方面のその世代だけだと思いますけど。

さて、トリビュート作品がめっきり増えた懐古主義的な昨今ですが、
今作は発売前にYouTubeによるトレーラーで食指を伸ばしていたものです。
アレを観ちゃったら、こればっかりは仕方ない。
ということで、少しテンション高めで長めのレヴューをどうぞ。

予定調和的な「UNDER THE PRETENSE(remixed byYOW-ROW)」で幕が上がる、勿論テンションも上がります。
それに続くはD'ERLANGER楽器隊とHYDEによる「LA VIE EN ROSE」と清春による「SADISTIC EMOTION」。
代表的な楽曲と二人のネームヴァリューで先頭に持ってくるのは分かるけど、
HYDEと清春のクレジットが隣り合わせに並ぶだけで、たったこれだけで目頭が熱くなる。
そして、ACID ANDROIDとkyoによる「AFTER IMAGE」。
個人的には好みのアレンジですが、批判的なレヴューが散見している楽曲です。
いやいや、二度と再結成がないだろうDie in Criesですよ。
'90年に解散してOPTIC NERVEからDie in Criesの記憶を辿りましょうよ、と。

そしてここからがトリビュート本来の楽しみ、各アーティストのアレンジ合戦です。

・Psycho le Cemu「DARLIN'」、そうきましたか。
驚きを隠せないままクレジットを眺めるとプロデュースに岡野ハジメさんですか、なるほどそうですか。

・lynch.「XXX for YOU」、ここにきて再結成後の選曲です。
楽器隊然り声然り、D'ERLANGERが好きなんだなぁ。ちゃんとこの世代に受け継がれているんだなぁ。

・Angelo「dummy blue」、トレーラーを観て気になった楽曲の一つでしたが、
選曲がそうしたのか良い意味でAngelo色になっています。キリトと鬱と。

・色々な面々の「LULLABY」、TERUが歌うならこれしかないんだろうと思っていました。
何よりHISASHIもINORANも楽しそう。それでいいと思います。

・MERRY「SO...」、多感な時期に最もデランジェから影響を受けている世代なんだろうと思います。
全く期待していませんでしたが、アレンジといい仕上がりが素敵です。

・Justy-Nasty「an aphrodisiac」そして、まさかのジャスナスです。
その当時のあれこれを知っていれば、それだけで感慨深い。

・THE SLUT BANKS「1999 shy boy story」、やらかしちゃってます。もう全然shyじゃない。
ただ、こういう鬱屈した歌詞を唄わせたらTUSKは輝きます、鈍色に。とにかくカッコいい。

・Rayflower「Dance naked,Under the moonlight.」よく知らないバンドでしたが、メンバーを見たらそりゃこのクオリティになりますよね。
しかもkyoとはキャラの違うTAKAYUKI(Waive)の声がこの楽曲のポップさを魅力的にしています。

・MUCC「CRAZY 4 YOU」トリビュートといえばMUCCは常連なんですかね。
このカバー力というかそういうスキルが高いのか、MUCCらしさもありながら楽曲を壊さない。選曲も逹瑯の声に合っていて気持ちが良いし。

・DEZERT「MOON AND THE MEMORIES」さて、批判的なレヴューが散見しているもう一つがこれです。まあそうだろうと思います。
ただ、その当時を知らない世代が自分達の解釈で演りきったところを聴くべきなんじゃないかと。誰かが演らないといけない楽曲だし。

・DIR EN GREY「EASY MAKE ,EASY MARK」そしてラストはディルです、しかもこの選曲。
そうそうたる面々の今作にあってブッチギリで突き抜けている楽曲がこれ。聴けば分かります。
あと、最後にあのイントロに繋がるなんて思わず吹いた。the eternitiesということなんだろうな。

これほど楽しめるトリビュート作品にはそんなに出会えません。
楽しめる前提条件をたまたま持ち合わせた青春を過ごしてしまっただけかもしれませんが。

そんな感想がつい零れてしまう残念な世代より。

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