La'Mule [L]

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[ CLIMAX ]
(2001:Slit)
Vo:紺 Gt:SIN .NAO Ba:ISUKE Dr:YOU-YA

自らのレーベルよりリリースされた
最後のオリジナル・アルバムです。
サウンドは攻撃的に、ロックに傾倒しています。
この辺りが分岐点だったかのような印象ですが、
さすがに初期の血糊のイメージが強過ぎました。
カッコいいバンドへと脱却したはずなのに。

ついでにクレジットに載っている色々です。
総計プロデューサー:KAIKI(ソレイユ)
音源プロデューサー:EBY TOHRU(JILS) カイエ
ドラムチューナー:TOHRU(JILS)
そして、スペシャルサンクスが「あなた」「圧力」。
もちろん見逃しません。それは面白いから。

[ 「ナイフ」 ]
(2000:Soleil)
Vo:紺 Gt:SIN .NAO Ba:ISUKE Dr:YOU-YA /cho:憂羅

2ndプレスは1曲追加の4曲収録でリリースされているようですが、
所持品は何故なんだか1stプレスです。
そんな3曲入りMaxiシングル。

ブームの停滞時期にあたる世代ながら、
この前年に渋公ワンマンを敢行した勢いそのままに、
バンドの方向性やサウンドがしっかりと固まっていたような好印象。
また、このあたりを分岐点にヴィジュアル系から徐々に離れていくので、
このバンドの完成形の一つだったんだろう、という完成度の高い作品。

[ 結界~ガラス神経ト自我境界~ ]
(1999:Soleil)
Vo:紺 Gt:SIN .NAO Ba:ISUKE Dr:YOU-YA

時代を先取りしていた二種リリース商法のmaxiシングル。
当時は批判も色々あったんだろうけれど、
セールスを一気に伸ばしたピーク時の作品でもありました。

残念ながら1stをピークに王道へ擦り寄ってしまったような没個性。
前作に続いて今作の「ask」も'90年代の総決算的な王道ヴィジュアル系です。
ベタベタです。
でも、この作品の本体はc/wの「Sterilization」。
「♪殺せ殺せ」うるさいやつです。
これも'90年代ヴィジュアル系が持っていた裏の顔。
結局、どちらも嫌いじゃない。

[ Curse ]
(1999:BANDAI MUSIC)
Vo:紺 Gt:SIN .NAO Ba:ISUKE Dr:YOU-YA

そして、前作と同じくKAIKIさんプロデュースによる2nd作品。

ラムールといえば血糊と包帯。
もう病院に行けよと思ってしまうくらい失血しています。
また、4曲と少ない曲数ですが世界観もそのコンセプト通り、
僕らが思うラムールそのもの。
プロデューサーの好みに傾いているアレンジばかりですが、
何と言っても表題曲の「Curse」は必聴です。ベタベタですけど。

[ inspire ]
(1998:BANDAI MUSIC)
Vo:紺 Gt:NAO Ba:ISUKE Dr:YOU-YA

ブームも下火になった頃合に孤高にして際立っていたバンドの
KAIKIさんプロデュースによる1stアルバムです。

血迷った感じでメジャーからリリースされていますが、
初っ端の「MIRROR.MIRROR」からヤラれます。
ベタベタな「Cry in past」でニヤニヤします。
楽器隊も声も残念なレベルなのに、
血塗れジャケットのセンスも然ることながら
ヴィジュアル系のツボをしっかりと押さえている美学です。

と書いてはみたものの美学って何だよ。

[ 時ノ葬列 ] [追記]
(1998:Soleil)
Vo:紺 Gt:FUMI .YUKI Ba:ISUKE Dr:YOU-YA

まだ初期メンバーが在籍していた頃の1stシングルです。
予想通りのダーク路線。
不安定な各々の演者ととりあえず叫んどけ的な初々しさ。
とはいえ、曲のアレンジやサウンドは
随所に後のラムールに継がれています、薄めですけど。
カッコ良い姿と知っているからこそ、
全く洗練されていないところが逆に魅力的な作品です。

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L'yse:nore (リゼノア) [L]

[ Pharacy ] [追記]
(1999:NIPPON CROWN)
Vo:水恋 Gt:hisashi .憂己 Ba:未散 Dr:Tomoki

再聴していても、もしかしたらもしかしたんじゃないのかと思えるほど、
しっかりとした世界観と魅力的な楽曲を持っていたバンド。
そんなバンドのメジャー1stにして最後の作品です。

それまでの作品を詰め込んだベスト盤のようで、
pharacyⅠ、Ⅱ、Ⅲというインストに挟まれた楽曲は
タイトル違いやらアレンジ違いの焼き直しやら
観客の声がそのまま収録されたライブ音源やら
トラック#99まで延々に続くインストに突如出現する「ラスト!プレシャス!」的な隠し楽曲やら
完成されたパズルを一度バラバラにして、無理矢理に再構成した作品でした。

再構成したところで完成品は当然同じでしたけど。
とはいえ、'90年代が好きな方には琴線に絡まるほどに触れます。
先ずはYOU TUBEあたりで是非どうぞ。

[ four leaf clover… ]
(1999:PARANOIZ)
Vo:水恋 Gt:hisashi .憂己 Ba:未散 Dr:Tomoki /pia:Ken'ichiro Shinzawa

そして、ミニアルバムの様相の2nd作品。
'90年代の「白」エッセンスをふんだんに織り込んだ楽曲は
前作よりも更に綺麗なアレンジになっています。
特にギターとベースのサウンドはしれっと確信犯。
また、歌詞も幻想的で王道のそれです。
僕の瞳に映る貴女。それをを見ている俺ってどう?みたいなやつ。
とりあえず翼は生えています。
もちろん嫌いじゃない。
そして、ちょいちょいルナシーの偉大さがわかる作品でした。

活動期間が短く、読めないバンド名も相まって埋もれがちなバンドですが、
このジャンルに慣れ親しんだ方々には
再聴して、そして心を掴まれてしまってください。

[ Crystal Wall]
(1998:PARANOIZ)
Vo:水恋 Gt:hisashi .憂己 Ba:未散 Dr:Tomoki

その後のシーンで有名になっていく未散さんが参加していたバンドの1st。
すかさず1曲追加の完全版がリリースされましたので、
所持品は1万枚限定の特殊ジャケット、いわゆる不完全版です。

これといった売りはないけれど、2000年代へ脈々と受け継がれた
病的で仄暗い、回顧的な王道ヴィジュアル系バンドです。
とにかく知名度と反比例するほど楽曲、アレンジ、歌詞の完成度が高い。
特にギターはこのジャンルでしか聴けない類のもの。

書庫内関連記事→未散プロジェクト
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Laputa 1 [L]

このバンドもヴィジュアル系の完成形のひとつだった、と思うんですが。

[ 蜉蝣~かげろう~ ]
(1996:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key:Yagihashi Kanpei

そして、前作と同年に発表されたメジャー1stアルバム。
確立されていたインディーズの同線上にあり、その集大成のような印象です。
また耽美で病的なサウンドはそのままに、さすがにメジャーなだけあって個々の音は綺麗。
中でも場面によって選別しているコウイチの音色には耳をもっていかれます。
「迷子の迷子」とか「止まらない耳鳴り」というタイトルの言葉選びも好み。僕は健全です。

[ 眩めく廃人 ]
(1998:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi

'96年に発表されたインディーズ2ndアルバムのメジャー再発リマスター版。
前作のような体裁を気にしたような作品ではなく、
破滅的で病的で何かを吐き出したような傑作です。
特に前作にも収録されていたアレンジ違いの「Vertigo」や
ラピュータの世界観をモロに出した名曲「an eternity」は聞いて欲しいところ。

[ 眩~めまい~暈 ]
(1998:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi

'95年に発表されたインディーズ1stアルバムのメジャー再発リマスター版。
シルバー・ローズのコウイチが加入してジュンジはベースへパート・チェンジ。
このラインナップもさることながら、その後のラピュータを示唆するような
メロディアスながらも妖しい音色と世界観が既に確立されています。
やはりコウイチの存在が相当大きかったんでしょうね。
ヨウメイやカイキではこのレベルの表現はちょっと無理。
また、そもそもが黒夢のローディーとシルバー・ローズのメンバーなので、
どこを切り取っても名古屋のあの雰囲気で充満しています。好きです。

[ 眩めく廃人 ] [追記]
(1996:SHAKING HANDS Records)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi

記載の通り、メジャー再発盤は所持していましたが、
インディーズ版を見つけたのでそのままレジに向かいました。
仕方ない。
(詳しくは上記の再発盤の記事をご覧ください)

ということで、久し振りに聴いた訳です。
カッコよくて眩暈がする。

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LAREINE 2 [L]

[ 薔薇は美しく散る/あの人の愛した人なら・・・ ]
(2000:SME RECORDS)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI /soprano:池田理代子

「Lillie Charlotte」にも収録されていた、アニメ「ベルばら」の主題歌のカバー。
メジャーでは最後の4thシングルです。
この曲のリリースは狙いとしては仕方のないところですが完全にイロモノです。
このバンドが演らないといけない曲だけれど。
そして、何といっても原作者で声楽家の池田理代子さんの参加です。
素晴しい事この上ないんですが、
このジャケットをレジに持って行くおっさんの心情を察してほしい。

[ 冬東京 ]
(1999:SME RECORDS)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI

そしてメジャー3rdシングル。
名曲です。
正直、演奏の上手いメンバーではないけどレコード会社の売りたい意気込みを感じる、
そんな力の入ったアレンジです。
ここ数年は僕の冬の定番のようにその季節には車に積んでいます、誰にも内緒で。
そして、c/wはデビュー曲「フィアンサーユ」のリミックス版。
センチメンタルです。

[ Billet~幼き夏の便箋~]
(1999:SME RECORDS)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI

メジャー2ndシングル。
名曲です。
見た目は気持ち悪いにもほどがありますが、メロディーも歌詞も抜群です。
「♪誰か届けてよ ラブレター」って何回もリピートします。
冷静に考えればポストに入れろ、いや自分で届けろというお話。
メランコリックです。

[fiancailles~フィアンサーユ] [追記]
(1999:SME RECORDS)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI

そして、とうとう回収してしまったメジャー1stシングル。
名曲です。
Aメロのど頭から
「♪生まれる前から愛していた まだ見ぬ運命の人よ」です。
この発想の気持ち悪さ。
そして、それを凌駕する綺麗なKamijoメロディー。
サイコパスです。

[ Metamorphose ]
(1998:SME intermedia)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI

ということで、デビュー前のツアー名にもなったラレーヌの名曲中の名曲です。
このバンドらしいメロディーと歌詞。
冬にはピッタリな、どうしようもない男の切ない楽曲です。
また、ジャケットは歴代No.1の気持ち悪さなので目を瞑って聞いてください。

[Fleur]
(1998:LA-REINE)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI

この作品と次作の「Metamorphose」で一気にメジャーまで
駆け上がったようなマキシ・シングル。
もうラレーヌはこの2作品で十分なんじゃないか、というくらいに。
さて、今作はフルールというくらいなので「花=彼女」をコンセプトに、
KAMIJOらしい切ない歌詞とMAYUらしいポップでメロディアスな3曲が収録されています。
中でも#2の「白いブーケ」の歌詞は上手いなって思います。
ただの未練がましい男のお話ですけど。
もちろんこの世界観に慣れてないと、とりとめもなく気持ち悪いんですが。

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Laputa 4 [L]

[ 深海/Brand-new color ]
(2002:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key&prog:Yokoyama Kazutoshi

これ以後はシングルのリリースがなく、
結果的にラスト・シングルとなったメジャー11th。
2枚のアルバムの狭間にリリースされた、
アルバムの先行でもカットでもない新機軸のような
疾走感のあるメロディアスな楽曲です。

そういえば、数年前に上野でフェルメール展を観ていたときに
周りの煩い薀蓄やら呟きを遮断するために聞いていたのがコレでした。

これが意外と相性抜群でした。

[ Feelin’the sky ] [追記]
(1998:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi

ノンタイアップながらオリコン・チャート15位に食い込んだ、
セールスがピークを迎えた時期にリリースされたメジャー5thシングル。
「麝香」を経たこの時期は
良くも悪くもダークさが薄まって綺麗な楽曲が多いのが特徴です。
ただ保守的な面は全然ありません。攻めています。
うん、カッコいい。

[ meet again ]
(1997:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /manip:Igarashi Junichi

アニメ「金田一少年の事件簿」のタイアップが付いたメジャー3rdシングル。
ということで、一般受けしないこの手のバンドの中でも売れた作品です。
もうどっちが事件かわからない。
そんな表題曲はアルバムと少し異なるSE無しのシングルver.
そして、c/wは名曲「WITH the WIND」というコレクション。

[ 私が消える ]
(1994:Office Laputa)
Vo:aki Gt:Junji .Hideno Ba:Kusuba Dr:Tomoi

初のCD音源だったインディーズ期のマキシ・シングルです。
初期メンバーなのでヒデノ(メリーゴーランド)やらクスバ(ルシード)が、
そしてジュンジはパートがギターだったりします。
見た目は完全にイっちゃってます。もちろん楽曲もイっちゃってますが、
メジャーで売れた意味がわかるほどの水準と世界観です。
詰まるところは初期の黒夢なんですが。

書庫内関連記事→Laputa1 2 3 aki Everlasting-k C4 HALATION merry-go-round Lucide Silver-Rose DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-(V.A.)
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Laputa 2 [L]

[ Laputa Coupling Collection+XXXk ]
(2000:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /prog&key:Igarashi Junichi key:Yagihashi Kanpei

東芝EMI時代に発表されたシングルのカップリング曲と新曲1曲を収めたベスト・アルバム。
そもそも「WITH the WIND」が聴きたくて購入したんですが、
後の日本クラウン時代に通じるような、ライブでは確実に盛り上がったであろう楽曲が並び、
(ただ集めたベスト・アルバムとは違い)これはこれで楽しめるアルバムです。

[ 翔~カケラ~裸 ]
(1999:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /prog&key:Igarashi Junichi

4曲ものシングルを収録したメジャー4thアルバム。
ちなみにEMI時代の傑作はこの作品なんじゃないかと思っています。
今更ながら、あまりヒットには恵まれなかったバンドですが、
発表する毎に新しいアプローチで攻めながらも
着実にレベルが上がっていた稀有なバンドでした。
内容は4曲のシングルを散りばめながらも、それらに匹敵する楽曲がその間を埋めており、
アルバムとしても完成度が高い作品です。
けっこうベタ誉めしていますね、思っている以上に好きなバンドだったみたいです。

[ 麝~ジャコウ~香 ]
(1998:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /prog:Igarashi Junichi

一般的にラピュータといえば、まずはこの作品を指すほどのメジャー3rdアルバム。
たぶん、2曲のタイアップ・シングルが収録されていたり、
セールスも伸びた作品だったからだと思います。
また、前作までのダークさから脱却した妖しい極彩色のようなイメージを持つ作品ですが
そのようなイメージはシングル曲からもわかるような聞きやすいメロディーの楽曲と
殊にギターの独特なアルペジオが引き起こしているよう。
らしい、といえばらしい楽曲なのに不思議なほどに新しさを感じた作品。

[ 絵~エマダラ~斑 ]
(1997:東芝EMI)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /manip:Igarashi Junichi

たぶん、この作品はラピュータの到達点のひとつだったようなメジャー2ndアルバム。
これまで以上にダークさと妖しさの中にもメロディアスでポップな楽曲が並び、
また、これまでとは違うアプローチの楽曲も混在されています。
「FREESIA」なんてちょっとビックリするくらいカッコいいし。
そして、楽器隊は然ることながらアキの声が圧倒的です。
もう1曲目の「ALKALOID」からやられます。
「MOVE ON DARKNESS」あたりで壊れます。
この作品を深く愛好する人間はまさしく廃人。

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Laputa 3 [L]

[ Best AL+CLIPS 2000~2004 ]
(2004:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi 

日本クラウン時代にリリースされたシングルとアルバムから選曲された、
後期ラピュータを網羅した全17曲ものベスト・アルバムです。
ついでに7曲ものPVのDVDが付属した、かなりお得な作品。
賛否両論あった後期の楽曲ですが、僕は洗練されたメロディーや
変わらないKouichiのセンスは素直にカッコいいと思います。
また、発売順ではない並び順には趣向があり、集めただけのベストとは印象が違います。
ファンはもとより後期ラピュータを聞いてみたい方は是非どうぞ。

[ Material Pleasures ]
(2004:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key&prog:Yokoyama Kazutoshi

メジャー9th・ミニアルバム。 実質的に最後のオリジナル作品でもありました。
意図的なんだろうか、前後半3曲ずつはコウイチとジュンジの楽曲が並びます。
そして、ここにきてデジタルな楽曲が完全にバンドの形になりましたが、
聴いてみると初期から通じるラピュータらしい世界観は保っています。
また、コウイチにはまだ引き出しがありそうな音使いなので、これで終了とは残念。

[ Sparks Monkey ]
(2003:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key&prog:Yokoyama Kazutoshi

振り切ったメーターを少し戻したようなメジャー8th・ミニアルバム。
前作までのデジタルサウンドとバンドサウンドが融合したような、
後期と初期が上手く混ざり合った楽曲は決して悪くない。
たぶんラピュータの着地点がこの作品です。
埋もれている分、勿体無いほどクラウン時代の秀作。

[ 誘~New Temptation~惑 ]
(2002:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key prog:Yokoyama Kazutoshi

前作から矢継ぎ早にリリースされたメジャー7thアルバム。
ということで、当然のようにグリッターから引き継がれたそのサウンドは
もう潔いくらいの全面的な打ち込みです。
また、結果的にフル・アルバムとしては最後の作品になったわけですが、
小説でいう短編と長編の特徴をそのまま対比することはできないけれど、
ミニ・アルバムでは表現できない作品の世界観ってのはあります。
そんな意味合いで聞いてみると違った感想を持つ作品。
ついでに今作はakiの声の使い方がエグくてカッコいい。

[ glitter ]
(2002:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key&prog:Yokoyama Kazutoshi

楽曲的にも歌詞も一気に変化したメジャー6th・ミニアルバム。
まさに後期ラピュータの代名詞と思われる全面的にデジタルな作品で、
「グリッター」というだけあってキラキラです。
また、通常はここまで大きく変化すると疑問符がつくものですが、普通にカッコいい。
たぶん、楽曲内のコウイチとジュンジの比重が変わっただけ。

[ 楽園~ヘブン~ ]
(2001:NIPPON CROWN)
Vo:aki Gt:Kouichi Ba:Junji Dr:Tomoi /key:Igarashi Junichi .Yokoyama Kazutoshi .Shirakawa Tadashi

レーベルを移籍して発表されたメジャー5thアルバム。
さて、後期ラピュータ、第二幕の始まりです。
シンセや打ち込みを多用したアレンジの割合が増して、
後期の音楽性の分岐点のような位置にあります。
しかしながら、これまで以上にバンド・サウンドらしい音でもあるので、
そのバランスはかなり絶妙な作品です。
そして、ラスト3曲の怒涛の流れとやりっぱなし感がまたサイコウ。
残念ながらセールス面でも分岐点になってしまいましたが。

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LADIES ROOM 3 [L]

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[ TIME AFTER TIME ] [追記]
(1993:Ki/oon Sony Records)
Vo:百太郎 Gt:Nao Ba:George Dr:Jun

この期に及んでの貰いモノ8cmです。

この年は着実なリリースを重ねながら、初の武道館LIVEを成功させています。
そして、JUNさんが倒れる前にリリースされたメジャー6thシングル。
そんな経緯なのでベスト版にしか収録されていない埋もれ加減なんですが、
何やら「READY TO KISS」の後日談のような、
そんな彼ららしいポップな8ビート・ナンバーです。

[ READY TO KISS-baby in my eyes- ]
(1992:Ki/oon Sony Records)
Vo:百太郎 Gt:Nao Ba:George Dr:Jun

メジャー4thシングル。
全く捻りのないコード進行ですが、名曲です。
なんてことない、と言われればそれまでですけど。
ギターの重ね方やらメロディーやら。そして歌詞も。
ただの好みです。

[ SEX DRIVE ]
(1991:EPIC/SONY RECORDS)
Vo:百太郎 Gt:NAO Ba:GEORGE Dr:JUN

2ndアルバムの先行シングル。
肩の力を抜いた、彼ららしいノリノリのストレートなロック・ナンバー。
(ナンバーっていう単語もこういうバンドなら何だか恥ずかしくない)
そして、アルバム未収録だったと思いますが、
意外に好きなのはc/wの「FAIRY TALE」でした。メランコリックです。

[ ’CLOCK STRIKES TEN ]
(1991:EPIC/SONY RECORDS)
Vo:百太郎 Gt:NAO Ba:GEORGE Dr:JUN

「Made in SEX」からのシングル・カット。1stシングルです。
超ポップでメロディアスな、嫌な言い方をすれば売れ線です。
そう言いながらも大好きだった楽曲。
そして、c/wは彼らの若気の至りのような「SEX,SEX&ROCK'N ROLL」。
このあえぎ声には困ったもんだ。
なにやらドラムのリズムすらイヤらしく聞こえる。

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LUNA SEA 4 [L]

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[ The End of the Dream/Rouge ]
(2012:UNIVERSAL J)
Vo:RYUICHI Gt:SUGIZO .INORAN Ba:J Dr:真矢 /key&prog:Daisuke"d-kiku"Kikuchi

初回版DVD付きの3形態と通常版でリリースされた16thシングル。
もちろん僕が購入したのは通常版です。DVD見ないし。
さて、一区切りだったんだろうと思わせた前作から約9ヶ月。
そんな再出発のシングルですが、
狙ったようなコードの進行とそのメロディー、そして厚かましいほどのシンコペ。
もう、ニヤニヤするほどルナシーです。
こればっかりは刷り込まれた世代にはどうしようもないこと。

それから、時間を経ても隆一以外が異様にカッコいい。
そんな話をSLAVEな友人にメールしてみたら、
「それはLUNA SEAのデフォですから!!」って返された。

[ LUNA SEA ]
(2011:AVEX ENTERTAINMENT)
Vo:RYUICHI Gt&vio:SUGIZO Gt:INORAN Ba:J Dr:真矢 /key:Daisuke"d-kiku"Kikuchi

突如発表された”Reboot”に端を発した再始動、そして10年振りにレコーディングされた作品。
周知の通り、20年前に発表された名盤「LUNA SEA」のセルフ・カバー・アルバムです。
その当時、僕はどれだけ聞いたか知れない作品でしたが、
いきなり#1「FATE」のド頭からヤラレました。
もちろんアルバム全体を通しても、音や技術はそのキャリアが物を言うほどです。
特に真矢のドラムがカッコいいですね。体重が音に乗っています。
とはいえ楽曲はあの当時のまんま、頑なまでにほぼそのままのアレンジです。
(「BLUE TRANSPARENCY」は少し変えてますけど)
確かに、メンバー間であっただろう葛藤や
それを演ってしまう勇気を鑑みると素晴らしいの一言ですが、
あれだけ売れたバンドの再結成で、これはやっちゃいけない。
カッコいいに決まってるから。
ファンならずとも同時期に青春を過した人は絶対にニヤけます。
ちなみに「No synthesizer」は書かれていなかった。

書庫内関連記事→LUNA SEA 1 2 3 Tourbillon 河村隆一 SUGIZO INORAN J youjeen History of EXTASY 15th Anniversary(V.A.) LUNA SEA MEMORIAL COVER ALBUM-Re:birth-(V.A.) DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-(V.A.)
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LAREINE 1 [L]

[ SCREAM ]
(2000:Applause Records)
Vo&Gt:kamijo /Gt:Sakurai Jimmy .Tomotsune Masami Ba&Dr:Fuji Takuya per:NAO

カミジョウさん以外のメンバーが脱退して実質のソロ・ワークスとなった作品。
なんだか彩冷えるの葵のような仕打ちです。
もちろんガクトのようにはなれません。
それはともかくとして、この声に慣れてくると唯一無二の魅力を感じる摩訶不思議。
最初に聴いた頃は笑っていたはずなのに、もうこの声じゃないと落ち着かない。

[ フィエルテの海と共に消ゆ~THE LAST OF ROMANCE~ ]
(2000:SME RECORDS)
Vo:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI /key:TACOS NAOMI .Gt:Tomotsune Masami Female Vocal:MAIKO .Anna Yoko .ORIGA

シングル3作を含む唯一のメジャー・アルバム。
再会を誓い合った前作の物語の続きです。
時空を超えたラブ・ストーリーという、ちょっとした痛さはありますが、
恩田陸さんの「ライオン・ハート」を連想しそうな物語は悪くありません。
また、演奏や音には目を瞑りたくなるんですが、
それを凌ぐようなシングル曲を始め、奇跡的な楽曲が並んでいます。
そんなことを言っている僕がちょっと痛い。

[ LILLIE CHARLOTTE ]
(1998:SME Intermedia)
Vo&prog:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr&prog:MACHI

リリー・シャルロットの恋を描いたコンセプト・アルバムのような作品。
ということで、特殊ジャケットには写真集とその物語を描いた小説が書かれています。
一応、勇気を出して熟読です。コーヒーを飲みながら。
恋に破れたリリー→死ぬ為に伝説の湖へ→それを追う男→湖で再会
→二人は死ぬ→鳥になる。 以上。
もうちょっとロマンティックに解釈はしたけれど、
好きな相手に振られたから自分に恋してる相手を追いかけるってのもアレだが、
如何せん言葉選びや展開が酷過ぎて読んでいられない。
メジャーでリリースされた「薔薇は美しく散る」や名曲「LILLIE CHARLOTTE」を
収録しているのにそれらが霞んでしまうほど文章が不細工。
もちろん写真集はスルー。

[ BLUE ROMANCE~優しい花達の狂奏~ ]
(1997:LA-REINE)
Vo&synth:KAMIJO Gt:MAYU Ba:EMIRU Dr:MACHI /pia:Imai Chieko vio:Uemura Noriko

前作に2曲を加えた焼き増し再録アルバム。
今思えばヴェルサイユとは別人としか言えない。かなりの気持ち悪さです。
そして、どれだけ大目に見てもインディーズ感丸出しの作品ですが、
表現したい世界観はメジャーでも引き継がれたあの感じ。
とはいえ、僕は後追いで気に入ったバンドなので、
邪魔な音が多い中、切ない妄想歌詞とメロディーは意外とすんなり聞けてしまいます。
それにつけても音がけっこう当たってるんだけど、、いいんだろうか。
ロマンスだからいいのか。いや、よくない。

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