DECAMERON

[ ELECTRIC EROTICの氾濫 ]
(1996:徳間ジャパン)
Vo:Naoki Gt:Kyoichi .Ume Ba:Masayuki Dr:Take-chan

ようやくメジャー・デビューの5thアルバム。これにて終了。
随所にデカメらしさはあるし、さすがに音はこの作品が最もよいのですが、
バンドとしてのピークを過ぎてのリリース感は否めませんでした。

[ Little Heaven ]
(1994：Burns Record)
Vo:Naoki Gt:Kyoichi .Ume Ba:Masayuki Dr:Take-chan

無意味なピクチャーCD仕様の4thアルバム。
バナナ・フィッシュのUMEが加入してシンセが前面に出ている楽曲になりました。
そして、帯の副題に書かれている「自由へのミッドナイト・フライト」。
この痛さは健在です。
残念なのは全体的に（特にヴォーカルとコーラスは）リバーブが深過ぎて聞き辛いこと。
あ、heavenだからいいのか、とか。

[ DEAREST ]
(1993：Free-Will records)
Vo:Naoki Gt:Kyoichi Ba:Masayuki Dr:Take-chan

楽曲、アレンジ、演奏ともに彼らの最高傑作だろう3rdアルバム。
このレベルでメジャーに移っていれば良かったのに、
と思えるほど素直にカッコいい作品でした。
アルバム・ジャケットを開きながらは聞けないけど。

[ BLUE STRANGER ]
(1992：Free-Will records)
Vo:Naoki Gt:Kyoichi Ba:Masayuki Dr:Take-chan

そして、メンバーチェンジを経て発表された2ndアルバム。
正直なところ、ミックス・バランスが微妙です。
ついでにベースもかなり微妙です。弾けてません。
楽曲に助けられた感のある作品。
また、代表曲「愛のナイフ」を大幅にアレンジした「Knife」は聞き比べたいところ。

[ 名曲アルバム ]
(1990:Free-Will records)
Vo:Naoki Gt:Andy Ba:Ryollan Dr:Take-chan

当時のフリーウィルの中心バンドのひとつ。
タイトルに"名曲アルバム"と冠してしまう痛さはありますが、
このバンドのメロディーセンスは抜群でした。
声に魅力があってドラムが安定していて、何よりも楽曲がよい。
高校に戻るから脱退する。そんなバンドでもありましたけど。

書庫内関連記事→OCTOPUS CULT EMERGENCY EXPRESS(V.A.) Free-Will ANNIVERSARY1993(V.A.) 京都狂奏音楽会(V.A.) ALUCARD